使い捨てマスクの再利用はアリ?ナシ?専門家の意見まとめ【新型コロナウイルス対策】

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医者社会
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こんにちは、たなぼたくんです。

新型コロナウイルスの影響で
使い捨てマスクや消毒用アルコールが
入手困難な状況が続いてます。

街のドラッグストアやスーパーなどでは
連日のように開店前から手に入れようと
並ぶ人の長蛇の列が見られます。

これだけ手に入れることが困難な状況だと
マスクを再利用したくなるところです。

マスクの製品パッケージには

・本品は使い切りです
・洗濯による再使用はできません
・使用は1日1枚を目安とし、汚れが気になる場合は取り替えてください

といった使用上の注意が記載されており、
マスクのメーカーとしては再利用を推奨していません。

もし各自の判断で再利用するとしても、

・再利用しても大丈夫なの?
・ちゃんと使えるの?
・どうやってやればいいの?

といった疑問が生まれてくるかと思います。

そこで、マスクの再利用はアリなのか?
医療関係の専門家がどのような見解を
持っているのか
調べてみました。

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そもそもマスクに予防効果はない?

WHO(世界保健機関)の公式WEBサイトには

「マスクで予防できるという科学的根拠は
無いため
症状が無い場合はマスクは必要ない」

との記載があり、基本的にマスクは病気の
症状がある人が付けるものとのことです。

現在マスクを探し求めている人の大多数は
まだ新型コロナウイルスに感染していないと
思われます。

そのような人が予防としてマスクを着用しても
あまり効果はない
ようです。

症状のない人の場合、マスクを付けないよりは
付けた方がマシといったところでしょうか。

ただ、世間一般の心情としては外出時に
マスクを着用していないと周囲の人から
「意識の低い人」として見られかねません。

そのため、新型コロナウイルス患者への
濃厚接触がない人でもマスクを着用したい
というのは納得できます。

マスクで予防できるという科学的根拠は無いため、症状が無い場合はマスクは必要ない
【出典:WHO(世界保健機関)公式WEBサイト】

相当混雑していない限り効果はあまり認められていない
【出典:首相官邸 公式WEBサイト】

感染症の拡大の効果的な予防には、風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要
【出典:全国マスク工業会・厚生労働省・経済産業省・消費者庁 「マスクについてのお願い」より】

マスクが最も効果を発揮するのは咳やくしゃみのある人がマスクをつけた場合
【出典:自治医科大学付属さいたま医療センター 公式WEBサイト】

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使い捨てマスクの再利用に関する専門家の意見は?

医者

たなぼたくんのような一般人の感覚だと、
使い捨てのマスクでも普通に洗って使えば
再利用できるんじゃないかと思ってしまいます。

こういうときは医療関係の
専門家の意見が気になるところです。

実際に調べてみると賛否両論あるので、
いくつかご紹介したいと思います。

どうしてもマスクが手に入らない
 状況ではやむを得ず使い回す

 やらないよりはやった方がいい。


■飛沫(ひまつ)を浴びないためなら
 極端な話、穴が開くまで使ってもいい

【出典:テレ朝news(東邦大学 看護学部 小林寅喆 教授)】
一般的な使い捨てマスクはたとえ表面を
 アルコール消毒したとしても衛生上
 再利用しないほうがいい


■再利用しなければならない場合には
 マスクの内側にガーゼを入れて
 そのガーゼを交換すれば
 何回かは使えるかもしれない。

出典:NHK NEWS WEB(東京医科大学 濱田篤郎 教授)
使い捨てマスクをそのまま再利用
 するのは衛生的な観点から
 推奨できない


マスクが手に入らない場合は、
 使い捨てマスクの内側にガーゼを入れて
 そのガーゼを入れ替えることを推奨
 している。

出典:NHK NEWS WEB(日本環境感染学会 菅原えりさ理事)
必要に迫られていないのに洗って
 再利用することは推奨しない


マスク自体がウイルスによって
 汚染されていた場合、
 手で洗って乾燥させる過程で
 ウイルスが飛び散る危険性がある


洗い方によっては布が傷ついてしまい、
 マスクとしての役目を果たさなくなる
 可能性もある


どうしても手に入らなかった場合には、
 苦肉の策として再利用はできる

出典:JCASTトレンド(自治医科大学付属さいたま医療センター 小児科医 市橋光氏)
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使い捨てマスクの再利用はアリ?ナシ?

医者

結論:アリ
 ※ただし、どうしても手に入らない場合のみ

・理由:ウイルスを含んだ飛沫を
    拡散させないことと、
    それを直接吸い込まない
    ことが一番重要であるため

医療関係の専門家の意見は賛否両論で、
「ナシ」の方が多いようにも見えます。

しかし、ナシ派でも再利用してもよいとの
意見があり、判断に悩むところです。

いずれにしても共通しているのは、

どうしても手に入らない場合に限り
再利用してもよい

という点です。

重要なのは感染者がウイルスを含んだ
飛沫を周囲へ拡散させないことと、

健康な人がそれを直接鼻や口から
吸い込まないことなので、

再利用であっても付けないよりは
付けた方がいいということでしょう。

ただし、衛生的観点から再利用は数回程度
に留めておいた方が良いでしょうし、

洗いすぎて穴が空いてしまったマスクを
再利用するのは本末転倒なので、

あくまでもどうしても手に入らない場合
のみにしておくべきでしょう。

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使い捨てマスクの再利用方法は?

マスク

1.ガーゼを使う

専門家の見解ではマスクの再利用は
あまりおすすめしないとしながらも、
どうしてもやる場合はガーゼの使用を推奨
しています。

具体的なやり方については
触れられていませんが、

マスクの内側にガーゼを入れて、
そのガーゼを都度入れ替えて使う

というやり方のようです。

2.マスクを洗う

東邦大学 看護学部の小林教授によると、

中性洗剤などで軽く洗ってちゃんと
乾かして使う
ことも一つの手」

とのことです。

ネット上では、
マスクを洗った後にアルコールで消毒する
というやり方も紹介されておりました。

まとめ

新型コロナウイルスの影響によって
入手困難なマスクを再利用できるのかどうか、
専門家の意見を調べてみました。

マスクがどうしても手に入らない
場合は再利用できるとしながらも、

彼らの立場上「大丈夫です!」とは
なかなか言い難いという印象を受けました。

いずれにしても一番重要なのは、
新型コロナウイルスの感染者がマスクを
付けないことで周囲に飛沫を拡散させて
しまうのを防ぐことであり、

症状のない人が予防として買い占めることで
本来必要な人に行き渡らなくことは
あってはならないことです。

まだまだ収束の気配を見せない
新型コロナウイルスですが、

手元にマスクが無くても必要以上に
不安にならず、小まめな手洗いの徹底と
十分な睡眠と食事をとることが
大切だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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